好きになっては‥‥いけない人

「花。とにかく中に入ろう。」
と、小百合。
「··········」
「めい!!」
「·······ああっ、うっ、うん········
   ‥‥‥お母‥さんっ‥?!‥」
「花。正直、お母さんにも
わからないけど。
多分、花とお母さんは同じ考えよ。
だけど、秋葉さんに任せて
秋葉さんを信じましょう。」
「‥‥‥う‥‥んっ‥
  わたし‥二階に····上がるね‥」
「花。先にお風呂入りなさい。
  お父さんが、まもなく帰るよ。」
「‥‥うん、わかった‥」
お父さんには、
まだ、話さない方が良いと
お母さんは思っているんだと
わかった。

花は、なんとも言えない思いのまま
体を無理やり動かしていた。
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