あなたと出会うため【完】 番外編【完】
初めての失恋
ふと気づくと、私は自分のアパートの玄関に座り込んでいた。
どうやってアパートまで帰ってきたのか 何故玄関で座り込んでいたのかを思い返す。
ああ そうか………樹(いつき)が浮気してたんだ………もう今となっては どっちが浮気なのかわからないけど………
樹というのは私が二年付き合っていた彼氏だ。
今日、樹が体調を崩して仕事を休んだと聞いたから、仕事の後 食料と食べやすいゼリーや飲み物を買って様子を見に行った。
眠っているといけないから 貰っていた合鍵を使って部屋に入る。
玄関に見慣れない女性物のヒールがあって、嫌な予感がした………行かない方が良いと思うのに足を中に進めてしまう。
すると中から話声が聞こえてきた。
「ねえ。大友さんといつ別れるの?」
大友とは私の事だ。
女の人の声が聞こえて、私の心臓の音が大きく、そして速くなる。
「ああ。そうだな。」
「そんなことばっかり言って 全然別れないじゃない!」
二人の会話がする部屋のドアを開ける………と二人はベッドの中で抱き合っていた。
ショックで買い物してきた物を下に落としてしまって、二人に気づかれてしまった。
「和花!!!!!」
どうやってアパートまで帰ってきたのか 何故玄関で座り込んでいたのかを思い返す。
ああ そうか………樹(いつき)が浮気してたんだ………もう今となっては どっちが浮気なのかわからないけど………
樹というのは私が二年付き合っていた彼氏だ。
今日、樹が体調を崩して仕事を休んだと聞いたから、仕事の後 食料と食べやすいゼリーや飲み物を買って様子を見に行った。
眠っているといけないから 貰っていた合鍵を使って部屋に入る。
玄関に見慣れない女性物のヒールがあって、嫌な予感がした………行かない方が良いと思うのに足を中に進めてしまう。
すると中から話声が聞こえてきた。
「ねえ。大友さんといつ別れるの?」
大友とは私の事だ。
女の人の声が聞こえて、私の心臓の音が大きく、そして速くなる。
「ああ。そうだな。」
「そんなことばっかり言って 全然別れないじゃない!」
二人の会話がする部屋のドアを開ける………と二人はベッドの中で抱き合っていた。
ショックで買い物してきた物を下に落としてしまって、二人に気づかれてしまった。
「和花!!!!!」
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