あなたと出会うため【完】 番外編【完】
~その頃 水森興業事務所内~

「和花がコピーとってるとはな………」

蓮は和花が置いていった伝票のコピーを見ていた。

「なあ 蓮。和花ちゃん会社辞めてもらえば こんなことなくなるんじゃないか?彼女ちょっと問題だぞ。」

天馬は完全に樹達の言葉を信じていた。

天馬の言葉を真剣に考えて始めた時、事務所の前に救急車が止まり、慌てて外に出た。


蓮と天馬が救急車の所に行くと、和花がタンカに乗せられ運ばれるところだった。
すぐ側に春弥がいることに気づいた天馬が、

「春弥?こんな所で何してるんだ?
それより 和花ちゃんどうした?」

「倒れて気を失ったっす。色々と限界だったみたいで………
とりあえず、病院運んでもらいます。」

「わかった!俺も嫁さん連れて、すぐ向かうから それまでよろしく頼むな!」

蓮はすぐ麻衣に連絡して二人で病院に向かった。

天馬もすぐ病院に向かう事にした。春弥が言った「色々と限界だった」という言葉が気になったからだ。
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