あなたと出会うため【完】 番外編【完】
それからの俺は彼女に頻繁に連絡して食事に誘うようになった。
話していて判ったこと。
樹に裏切られ、親友だと思っていた奴にも裏切られ、会社でも孤立してしまっていて誰の事も信用していない。
だからか、俺と一緒にいてもどこか線を引いてるように感じた。
今の彼女に俺を信じろと言っても無理だろうから、少しずつ信じてもらえるようになりたいと思う。
何度も食事に行ったり、ドライブしたりして少しずついろんな話をしてくれる様になったけど、心の壁がまだあって、心配していたある日、
「また伝票なくしたのか?これで何度目なんだよ!それも和花ちゃんのやつばかりだぞ! 蓮!いい加減何とかしてくれよ!」
天馬さんが電話で話しているのを聞いた。相手は蓮さん。
彼女。和花ちゃんの名前が出たということは、また何かあったんだなと思い、その日の夜に和花ちゃんに連絡して聞いてみた。
「和花ちゃん 今晩は。
今日 会社で伝票がどうの………って聞いたけど何かあったのか?」
電話の向こうで、暫く黙っていた和花ちゃんだったが、ポツポツと話してくれた。
「江本さん…がいる現場…に、…お手伝い…で…行った…時…の…伝票…が紛失…して…しまう…んです。」
「どういうこと?」
「私にも…解りません。ちゃんと…事務所の人…に渡すんですけど………」
話していて判ったこと。
樹に裏切られ、親友だと思っていた奴にも裏切られ、会社でも孤立してしまっていて誰の事も信用していない。
だからか、俺と一緒にいてもどこか線を引いてるように感じた。
今の彼女に俺を信じろと言っても無理だろうから、少しずつ信じてもらえるようになりたいと思う。
何度も食事に行ったり、ドライブしたりして少しずついろんな話をしてくれる様になったけど、心の壁がまだあって、心配していたある日、
「また伝票なくしたのか?これで何度目なんだよ!それも和花ちゃんのやつばかりだぞ! 蓮!いい加減何とかしてくれよ!」
天馬さんが電話で話しているのを聞いた。相手は蓮さん。
彼女。和花ちゃんの名前が出たということは、また何かあったんだなと思い、その日の夜に和花ちゃんに連絡して聞いてみた。
「和花ちゃん 今晩は。
今日 会社で伝票がどうの………って聞いたけど何かあったのか?」
電話の向こうで、暫く黙っていた和花ちゃんだったが、ポツポツと話してくれた。
「江本さん…がいる現場…に、…お手伝い…で…行った…時…の…伝票…が紛失…して…しまう…んです。」
「どういうこと?」
「私にも…解りません。ちゃんと…事務所の人…に渡すんですけど………」