あなたと出会うため【完】 番外編【完】
そんなの完全にあの女の嫌がらせじゃないか！ 蓮さん一体何やってんだよ！

とりあえず、和花ちゃんがイヤな思いをしなくて済むように、コピーをとって、自分で保管して問題があれば、それを渡す様に提案した。

それから暫くは何も起きてないようで平穏の日々らしい。

ある日、仕事が終わって、和花ちゃんを誘って食事に行こうと連絡してみた。

「和花ちゃん 今晩は。仕事お疲れさん。今日はどうだった？」

「江本さん 今晩は。お疲れ様です。
今日も何とか無事に終わりました。
いつも気遣いありがとうございます。」

何もないみたいで良かった。

「それなら これから飯食いに行かないか？」

「……………ごめんなさい。今 社長に呼ばれて、会社に戻らなきゃいけなくなったので、今夜は辞めときます。」

「………わかった！何があるかわからないから 伝票のコピー一応持ってけよ。気をつけてな。何かあったらすぐ連絡しろよ。」

そう言って電話を切ったけど、何だか嫌な予感がしたから 蓮さんの会社に俺も向かう事にした。


蓮さんの会社に到着したのと同時に、和花ちゃんが、事務所から飛び出してきた。




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