あなたと出会うため【完】 番外編【完】
日常を取り戻す為に………
~病院 処置室前~
和花を乗せた救急車が病院に到着し、処置室に運ばれ扉が閉められた。
春弥はイスに座って処置室の扉を見つめていた。
暫くすると、救急車の後を追って病院に向かっていた天馬が到着し、春弥の隣に座り込んだ。
「春弥 和花ちゃんは?」
天馬に聞かれても春弥は、それに答えようとはしなかった。この時の春弥は天馬に対しても、蓮に対しても許せない気持ちで一杯で、一言でも何かしゃべったら殴ってしまいそうだったからだ。
出入口の方からバタバタと足音がして春弥の方に誰かが近づいて来た。
「春弥!和花は?」
蓮の言葉に答えたのは天馬だ。
「まだ処置中みたいだ。」
二人を見て 春弥は疑問をぶつけた。
相手が社長だからと言って、丁寧に聞くつもりもない。
「あんたらさぁ。二人で和花に何言ったんだよ? 周りの人間から散々追い詰められてる和花を更に追い詰めて楽しいのかよ?」
今まで黙っていた麻衣が、春弥にどういうことか聞いていた。
春弥は今までの事を蓮と天馬に聞こえるように、麻衣に簡単に説明した。
専務という立場上 麻衣も伝票紛失の事は知っていたが、まさか蓮と天馬が和花を責めているとは思ってなかった。
娘の芽衣も話を聞いて「パパ 最低!」と怒っていた。
和花を乗せた救急車が病院に到着し、処置室に運ばれ扉が閉められた。
春弥はイスに座って処置室の扉を見つめていた。
暫くすると、救急車の後を追って病院に向かっていた天馬が到着し、春弥の隣に座り込んだ。
「春弥 和花ちゃんは?」
天馬に聞かれても春弥は、それに答えようとはしなかった。この時の春弥は天馬に対しても、蓮に対しても許せない気持ちで一杯で、一言でも何かしゃべったら殴ってしまいそうだったからだ。
出入口の方からバタバタと足音がして春弥の方に誰かが近づいて来た。
「春弥!和花は?」
蓮の言葉に答えたのは天馬だ。
「まだ処置中みたいだ。」
二人を見て 春弥は疑問をぶつけた。
相手が社長だからと言って、丁寧に聞くつもりもない。
「あんたらさぁ。二人で和花に何言ったんだよ? 周りの人間から散々追い詰められてる和花を更に追い詰めて楽しいのかよ?」
今まで黙っていた麻衣が、春弥にどういうことか聞いていた。
春弥は今までの事を蓮と天馬に聞こえるように、麻衣に簡単に説明した。
専務という立場上 麻衣も伝票紛失の事は知っていたが、まさか蓮と天馬が和花を責めているとは思ってなかった。
娘の芽衣も話を聞いて「パパ 最低!」と怒っていた。