あなたと出会うため【完】 番外編【完】
意識が浮上して目を覚ますと自分の部屋と違う天井に気付き、ここはどこ?!!って一瞬パニックになった。

「和花ちゃん!!!!! わかる?」

声の方に目を向ける………芽衣ちゃんが泣いてる………

「め…い…ちゃん………」

「うん。うん。ここ病院だよ。(泣)」

病院?……………ああ そうか。
事務所に行った後 倒れたんだ………私。
見ると点滴が吊るされていた。

暫くすると、芽衣ちゃんが呼んでくれたのか 病院の先生と看護師さんが部屋に入ってきた。

先生に診察を受け、症状の説明を聞いていると、勢いよくドアが開き

「和花!!!!!」

江本さんが入ってきて ベッドまで近づいて私の手を握ってきた。

「大丈夫か?倒れるまで気づいてやれなくてごめんな。」

江本さんは いつも気にかけてくれて感謝しかないのに どうして誤るんだろう。
逆に迷惑かけて謝らなければいけないのは私なのに………

「江本さん 謝るのは私です。迷惑かけてごめんなさい。」

「大丈夫。迷惑なんかじゃないから。
今はとりあえず ゆっくり寝な!」

そう言われ目を閉じると あっという間に眠りについた。

再び目を覚ますと、部屋には江本さん、蓮さん、麻衣さん、芽衣ちゃん、天馬さんがいた。

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