あなたと出会うため【完】 番外編【完】
「わ、私がまだ樹を、す、好きなわけないじゃん!」
春弥は驚いた顔をしてたけど、私の気持ちを解ってくれて、頑張れ!って手を強く握ってくれた。
チラッと春弥を見て、ちゃんと樹にサヨナラを言うために気合いを入れた。
「あんな酷い事されて、いつまでも好きなままなわけない!傷ついたし、人間不信にもなったんだよ。」
樹は何も言えないらしく、無言で私を………私達を見ている。
「人間不信になった私を時間をかけて信用させてくれたのが春弥なの!
正直、まだ完全に人間不信が治った訳じゃないけど、それを面倒くさがらずちゃんと向き合ってくれる春弥が好きなの。
」
だから………と言おう思ったところで、春弥が遮り、
「そういう事だから、和花には近づかないでくれ!」
樹は無言で肩を落として去って行く。
「樹。」
呼ぶ私の方を樹が見たのを確認した私はちゃんとケジメをつける為に、
「樹にされた事は許せない。けど、今までありがとう。元気でね。さようなら。」
そう言って春弥とアパートに向かって歩きだした。
私なりにやっと、樹とのケジメをつける事が出来た気がした。
これもやっぱり春弥が側にいてくれたからだと思う。
ありがとう………春弥。
春弥は驚いた顔をしてたけど、私の気持ちを解ってくれて、頑張れ!って手を強く握ってくれた。
チラッと春弥を見て、ちゃんと樹にサヨナラを言うために気合いを入れた。
「あんな酷い事されて、いつまでも好きなままなわけない!傷ついたし、人間不信にもなったんだよ。」
樹は何も言えないらしく、無言で私を………私達を見ている。
「人間不信になった私を時間をかけて信用させてくれたのが春弥なの!
正直、まだ完全に人間不信が治った訳じゃないけど、それを面倒くさがらずちゃんと向き合ってくれる春弥が好きなの。
」
だから………と言おう思ったところで、春弥が遮り、
「そういう事だから、和花には近づかないでくれ!」
樹は無言で肩を落として去って行く。
「樹。」
呼ぶ私の方を樹が見たのを確認した私はちゃんとケジメをつける為に、
「樹にされた事は許せない。けど、今までありがとう。元気でね。さようなら。」
そう言って春弥とアパートに向かって歩きだした。
私なりにやっと、樹とのケジメをつける事が出来た気がした。
これもやっぱり春弥が側にいてくれたからだと思う。
ありがとう………春弥。