甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい
その時、廊下の向こうからにぎやかな足音と話し声が近づいてきた。
フロアに真っ先に顔を出したのは直美。
「あれ?凛ちゃん?」
私がフロアの入り口で立ち尽くしている状況に少しだけ目を見開いていたけれど、その私の正面に立っている間宮さんに視線を向けると、その目は一層大きくなった。
「え。ひょっとして間宮デザインの間宮さんですか?」
「ええ。間宮です」
大きくうなずいた間宮さんを見る直美の目はまるで恋してるみたい。
少しだけ胸がチクンと痛んだ。
直美は、すぐに廊下の方に体を向け、おそらく後続する販売課メンバーに手招きしながら叫ぶ。
「榎木課長!はやく来てください!もう間宮さんお見えです!」
ドタドタと販売課たちの騒々しい足音が加速度を速めた。
フロアにぞろぞろと顔を出したのは榎木課長、上田さんを始め販売課メンバー全員。
「間宮様、お待たせして大変申し訳ございません。どうぞこちらへ」
慌てた表情で飛んできた榎木課長は、すぐに間宮さんを奥の会議室へ案内した。
フロアに真っ先に顔を出したのは直美。
「あれ?凛ちゃん?」
私がフロアの入り口で立ち尽くしている状況に少しだけ目を見開いていたけれど、その私の正面に立っている間宮さんに視線を向けると、その目は一層大きくなった。
「え。ひょっとして間宮デザインの間宮さんですか?」
「ええ。間宮です」
大きくうなずいた間宮さんを見る直美の目はまるで恋してるみたい。
少しだけ胸がチクンと痛んだ。
直美は、すぐに廊下の方に体を向け、おそらく後続する販売課メンバーに手招きしながら叫ぶ。
「榎木課長!はやく来てください!もう間宮さんお見えです!」
ドタドタと販売課たちの騒々しい足音が加速度を速めた。
フロアにぞろぞろと顔を出したのは榎木課長、上田さんを始め販売課メンバー全員。
「間宮様、お待たせして大変申し訳ございません。どうぞこちらへ」
慌てた表情で飛んできた榎木課長は、すぐに間宮さんを奥の会議室へ案内した。