甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい
「凛ちゃん、いいなぁ。課長、私じゃダメですか~」
直美が不満そうに頬を膨らませ、デスクからこちらに顔を向けている。
「いいよ、よかったら代わって」
これ以上間宮さんと顔を合わすと一層思いが募りそうだったから思わず直美にそう返すと、間髪入れずに榎木課長が直美に向かって渋い顔をする。
「おいおい、朝倉。お前は朝からカワタ商事で打ち合わせだろうが」
直美はペロッと舌を出して「そうでしたね、残念」と笑った。
「とういうことで、やはり広瀬さんが適任だと思うからよろしく」
榎木課長はそう言うと、席を立ち「これから工場立ち寄って直帰するよ、悪いが皆お先に」と部下達に告げてフロアを出ていった。
間宮さんへ渡す書類もそうだけど、こんな重要書類を明日までもっていなくちゃならないのも責任重大。
手早く机上を片付け、私も榎木課長を追うようにフロアを後にした。
直美が不満そうに頬を膨らませ、デスクからこちらに顔を向けている。
「いいよ、よかったら代わって」
これ以上間宮さんと顔を合わすと一層思いが募りそうだったから思わず直美にそう返すと、間髪入れずに榎木課長が直美に向かって渋い顔をする。
「おいおい、朝倉。お前は朝からカワタ商事で打ち合わせだろうが」
直美はペロッと舌を出して「そうでしたね、残念」と笑った。
「とういうことで、やはり広瀬さんが適任だと思うからよろしく」
榎木課長はそう言うと、席を立ち「これから工場立ち寄って直帰するよ、悪いが皆お先に」と部下達に告げてフロアを出ていった。
間宮さんへ渡す書類もそうだけど、こんな重要書類を明日までもっていなくちゃならないのも責任重大。
手早く机上を片付け、私も榎木課長を追うようにフロアを後にした。