甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい
「そうなんだけど、今週は出張でたまたまこっちへ帰ってきてるんだ。そんな中、偶然乗り合わせた電車に凛がいてびっくりしたよ!」
「私も。でも、会えてうれしいよ」
本当に、素直に嬉しかった。
私とは対照的な性格の弥生とは、高校三年生の時、受験勉強で毎日のように通っていた図書館で親しくなったんだ。
まさか卒業間際に人気者の弥生とこんなにも仲良くなるなんて思いもしなかった。
私だけは、本当の弥生を知っている。
そして、弥生も本当の私を知ってる。
「ねぇ、これから帰るの?」
「うん。弥生は?」
「今日は東京のホテルに泊まってる。だけどホテルに向かうにはまだ早いし、どうしようかなぁって思ってたんだ。よかったら夜ご飯でも一緒にどう?」
久しぶりの再会。最後に会ったのは二年前の同窓会以来じゃないかしら。
今度はいつ会えるかわからない弥生ともう少し話をしたかった。
胸に抱える封筒をそっと握りしめながら「うん」と頷く。
「やった。じゃ、私がこないだ帰省した時に見つけた雰囲気のいい居酒屋があるんだけどいかない?ここから二駅ほど先にあるんだけど」
「へー、行ってみたい。連れてって」
弥生と話してると、いつの間にか高校時代のあのキラキラした気持ちに戻っていく。
誰よりも安心して、なんでも打ち明けられる弥生だからかもしれない。
「私も。でも、会えてうれしいよ」
本当に、素直に嬉しかった。
私とは対照的な性格の弥生とは、高校三年生の時、受験勉強で毎日のように通っていた図書館で親しくなったんだ。
まさか卒業間際に人気者の弥生とこんなにも仲良くなるなんて思いもしなかった。
私だけは、本当の弥生を知っている。
そして、弥生も本当の私を知ってる。
「ねぇ、これから帰るの?」
「うん。弥生は?」
「今日は東京のホテルに泊まってる。だけどホテルに向かうにはまだ早いし、どうしようかなぁって思ってたんだ。よかったら夜ご飯でも一緒にどう?」
久しぶりの再会。最後に会ったのは二年前の同窓会以来じゃないかしら。
今度はいつ会えるかわからない弥生ともう少し話をしたかった。
胸に抱える封筒をそっと握りしめながら「うん」と頷く。
「やった。じゃ、私がこないだ帰省した時に見つけた雰囲気のいい居酒屋があるんだけどいかない?ここから二駅ほど先にあるんだけど」
「へー、行ってみたい。連れてって」
弥生と話してると、いつの間にか高校時代のあのキラキラした気持ちに戻っていく。
誰よりも安心して、なんでも打ち明けられる弥生だからかもしれない。