甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい
困っている二人のために力になりたいけど、それ以前にぷーすけを物理的に預かれない理由がある。
「申し訳ないんですが、私のマンションペット禁止なんです」
風香さんの目が少し見開き、そのまま間宮さんに顔を向ける。
間宮さんは心配そうな表情をした彼女にうなずくと私に言った。
「広瀬さんにはここでぷーすけをみてもらいたいと思ってる」
「ここで?!」
思わず大きな声が出て、ぷーすけの体がピクンと跳ねた。
「すみません、大きな声出して。だって、ここは間宮さんのお家ですよね?っていうことは、間宮さんの不在の間、間宮さんの家に私が住むってことですか?」
「うん、そういうこと」
間宮さんは私の動揺を楽しむかのように、涼しげな表情のまま口元を緩める。
「そんなこと無理です」
「どうして?」
どうしてって。
だって、おかしいでしょう?
見ず知らずの男性の家に住むなんて。まぁ、見ず知らずって訳ではないけれど。
「こちらの勝手で本当にすまないんだけど、恐らく広瀬さんにとっても、この家でぷーすけの世話をする方がいいと思うんだ。ぷーすけにとっても慣れたこの場所はストレスがないし、ドッグフードなんかの必要なものも全てここにある。うちの物は何でも遠慮せず使ってもらって構わないよ。全費用はこちらが持つから」
そんなこと!
私が密かに思い焦がれている間宮さんの家に一時的でも住むことになるなんて......。
だけど、間宮さんはそんな私の気持ちなんて知るよしもない。
これがベストだからそういう提案をしてくれてるんだよね。
「申し訳ないんですが、私のマンションペット禁止なんです」
風香さんの目が少し見開き、そのまま間宮さんに顔を向ける。
間宮さんは心配そうな表情をした彼女にうなずくと私に言った。
「広瀬さんにはここでぷーすけをみてもらいたいと思ってる」
「ここで?!」
思わず大きな声が出て、ぷーすけの体がピクンと跳ねた。
「すみません、大きな声出して。だって、ここは間宮さんのお家ですよね?っていうことは、間宮さんの不在の間、間宮さんの家に私が住むってことですか?」
「うん、そういうこと」
間宮さんは私の動揺を楽しむかのように、涼しげな表情のまま口元を緩める。
「そんなこと無理です」
「どうして?」
どうしてって。
だって、おかしいでしょう?
見ず知らずの男性の家に住むなんて。まぁ、見ず知らずって訳ではないけれど。
「こちらの勝手で本当にすまないんだけど、恐らく広瀬さんにとっても、この家でぷーすけの世話をする方がいいと思うんだ。ぷーすけにとっても慣れたこの場所はストレスがないし、ドッグフードなんかの必要なものも全てここにある。うちの物は何でも遠慮せず使ってもらって構わないよ。全費用はこちらが持つから」
そんなこと!
私が密かに思い焦がれている間宮さんの家に一時的でも住むことになるなんて......。
だけど、間宮さんはそんな私の気持ちなんて知るよしもない。
これがベストだからそういう提案をしてくれてるんだよね。