超能力者暗殺げぇむ
「すみれ、ただいま」

「んー?」

係の仕事はかなりかかったらしい

なのはが帰ってきたのは、5時間目が終わってからだった

「おかえり、なのは。長かったね?」

「うん、ごめんね・・・・・・保健の先生、いなくて。急に熱が出ちゃった子がいたから、家庭科の先生と保健室ににいたの」

「そっか・・・・・・その子、大丈夫だった?」

「今、先生が家の人を呼んでくれてるみたいだから、大丈夫だと思うよ」

「それはよかった」

「うんっ」

ニコッと微笑み、なのはは直ぐに次の授業の準備を進めた

「ノート、見せようか?」

「え?」

机の上を片付けているなのはに声をかける

なのは、科学の授業、受けれなかったし・・・・・・

「大丈夫だよ。今日勉強したところは、昨日予習しておいたから、ね?」

「うーん・・・・・・まあ、なのはだしねぇ」

「それよりも、ちゃんとノート、取ったの?」

「うっ」

・・・・・・ちょっと、取れてないかも

「ふふ、すみれのことだし、そうだろうと思ったよ」

「もう!なのはってばぁー!」

「はいはい、落ち着いて、ね?」

「むぅぅ」

あたし、なのはに口で勝てる気がしないや

・・・・・・勉強の方も、だけど

「あ、そろそろ時間」

「本当だ。すみれ、次の授業の準備、した?」

「わ、忘れてた!」

急いで前に使った教科書を机の中にしまい込み、次の授業の教科書やノートをな机の上並べる

ちょうど、チャイムが鳴った

ギリギリセーフ

「あぶな・・・・・・」

「セーフだね、すみれ」

くすくすと笑い、なのははあたしの前の椅子に座る

「あはは・・・・・・」

あたしは、その場で苦笑いを浮かべた
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