超能力者暗殺げぇむ
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「はふー」
部活も終わって、ようやく家に着く
二階の階段を駆け上がり、自室のベッドにダイブ
陸上部の活動は、ほかの部活よりも際立ってきついと、校内ではかなり有名
で、その陸上部に、何も知らずに入ったのがこのあたし
まあ、元々体を動かすのが好きだったから、いいんだけどね
それに走るのも得意だったし
長距離でも短距離でもドンと来い!
「そうだ」
昼にインストールしてたはずの、アプリ
多分もう完了してるなーと思い、制服のポケットからスマホを取り出す
色んな通知が来てるけど、全部スルーして、早速パスワードを解除した
そして、お目当てのアプリを開く
通知を許可してから、スタートだ
「ほんと、面白そう!」
ひとまず明かりをあ付けてから改めてベッドに腰掛けた
黒い背景はいかにも、ホラー系っぽいなぁ
そして白で羅列された文字
文字のフォントは、ホラーゲームとかである、所々途切れたやつ
利用規約に同意して、スタートした
そして説明書きのページへと切り替わる
えと・・・・・・やっぱり、超能力でゲーム内にいる人を必ず一日に一人は殺さなきゃいけないみたい
超能力者じゃない人を殺せば自分がゲームオーバー
超能力は、今からランダムで決めらしい
平均は一つだけど、稀に二つ、最高で三つの超能力を手に入れることが出来るらしい
よし
あたしはふうっと息を吐いて、説明書きのページの下にある『ガチャを引く』をタップした
これで超能力を決めるみたい