。。折れた羽根、虹の架け橋。。
あたしと旬の周りに、無数の花が咲き乱れてる様に見える。

ドキドキは、加速し始めた時ーーーー


「俺の花使って、演出すんのやめれ!
そのバックは、俺とあげはのもんなんだよ!」

龍が、むくれた。

「邪魔すんなし、だいたい龍は花ってなんだよ!キャラじゃねー!」


旬が、ゲラゲラ笑い立てる。
さっきの仕返しか。

「甘い蜜の味。
あげはって蝶々だろう?
蝶々と言えばーーーー花だろうが。
それしか、浮かばなかったんだよ。
悪いか!!」


ーーーー。




「あたしは、嬉しかったよ。
ありがとう、龍ーーーー」


初めは怖かった龍にも、少しずつだけど慣れてきた。

「ありがとうな、良かった!
ってか、櫂。
なんだそれ、なんかさっきから静かだなって」


んーーーー?


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