。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「ーーーーっ!旬……」


「キスマーク、白の消したいっ。
妬けるそれーーーー上書きしていい?」

旬さん、凄い我慢してるんだ。
それが凄い分かる。

"乱暴にしないよね?"って聞いたあげはちゃんの為に。

こんな優しい旬さん、初めて見た。

「ちょっと痛いかもだけど、いい?
優しいのあげるっ」


なんかーーーー。


居づらい。

旬さんの大きな手が、あげはちゃんの長い髪を掻き分けた。


「ーーーーンッ、旬っ!」

不意に発する声に、二人を見たらーー旬さんの唇があげはちゃんの首筋に。


嫌だーーーー。
だけど、言える立場じゃない。

「はい、コレ俺のなっ」

首筋についた濃く刻まれたキスマーク。

真っ赤な顔の、あげはちゃんがいた。

暗い総長室を照らす満月の夜。

その光に包まれるあげはちゃんはーーーー
綺麗だった。


*ツヨシside終わり*

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