。。折れた羽根、虹の架け橋。。
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櫂くん、どうか無事で居て。

お願い、嘘って言って……。


真昼なのに、遠くまで行ってない筈なのに居ない。



「やっぱり居ないーーーー」




ーーーー。



口を覆う布が、危険だよって知らせるけどーー
もう遅いーーーー。














「ーーーーごめんね、あげはちゃんっ」







最後に聞こえた声は、櫂くんみたいだった。





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「おい、どういうことだよ!」


それはーーーー、一枚の黒い紙。






ハラリ、と落ちたそれを掴んだ。









「"お姫様は、頂きました!"



紅牙」

恐れてた非常事態に、旬は怒りを露わにした。



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