。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「誰が、あげはの裸見せるか!」
いや、裸じゃない!!


離れたいのに、腰を捕まえられ離れられない。


「やっ、龍っ。
離して?」



「んな、可愛く言ってもダメっ。
可愛すぎて、誰にも見せたくないからっ」


龍が、甘いーーーー。



こんな、甘い龍をあたしは知らない。


「ーーーーアイツに何された?」


「まだ、なんもされてなかったよ。」


これは、本当に本当。

だけど、龍はなんだか面白く無さそう。

「残念。
キスされたって言われたらキスしょうと、思ってたのにっ」



ーーーー!!

恥ずかしいセリフを、当たり前の様に言う龍に赤みが増す頰。


「なんか、龍変だよっ。

やっぱり今すぐ離してっ!」

あたしは、龍の腕の中で暴れた。

「きゃっ!」

バランスを崩して倒れたら。

「むぐっーーーー!!」

え、何ーーーー?


あたしの胸に触れーー顔を埋めた龍がいた。



恥ずかしくて、真っ赤になり硬直するあたし。






スパーン!!




「いたっ!!いてーな、黒何すんだ!」




いつの間か、真後ろにいた黒の目は真っ黒だ。


「何、あげはちゃん襲ってるわけ?
行こうあげはちゃん、はい、服着てっ」

黒は木材を手にしていた。
もしかして、それで殴ったの?
普通死ぬんじゃーーーー。



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