。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「シュウ、一言いっていい?
うざいっ!!」


金髪の彼は、シュウと言うらしい。

「えーー!!
だって、龍に彼女とか。
つか、お披露目準備すんの?
つか、俺にしない?」


えっ、えっ、何!?


やたら、迫ってくる彼に少し、後ずさる。


バシッ。



「いたっ!
いてーな、レイ。
何すんだよっ」




「ーーーーっ」



無言の圧力とは、このこと。



キッ、と睨む彼に、少しだけ怯えてしまう。




「怯えてる」



「相変わらず、言葉足らずだな。
レイは。
まあ、シュウより、いいヤツだよっ」



レイくんか。

助けてくれたのかな?


あたしは、レイくんを見つめた。


「ーーーー可愛いっ」

ふぇ?



「おい、レイ。

あげは、俺のだからっ」



ギュッ、と抱き締められた。

龍に。
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