。。折れた羽根、虹の架け橋。。

「ーーーー電話。
例の彼か？
なあ、あげは。
お前は俺から逃れられない。


俺は、気に入った女は、絶対に逃がさないっ」


何言ってるか分からない。

あたしはーーーー。

「会いたくなかった。

来ないで！！」


嫌いーーーー。

どこまでも、追いかけて来て大嫌い。


「"龍助けて！！
ここはーーーーっ"」


お願いーーーーあたしの声を届けて。



「"あげは？
どうしーーーーー"」

ピッ。


気づいたら奪い取られて居た電話は、切られて居た。






やだーーーー。


溢れる涙。



近づく男を、涙目で睨んだ。



「可愛いな、あげは。
上目遣いに睨んだって効果ないよ？
ただーーーー誘っている様にしか見えないけど」


嫌いーーーー。


「あんたなんか、大嫌い！！
離してよ！！」


「悪い様にはしないからさあ、来いよっ」



力強い腕に引き寄せられーーーー、気づいたら。。














知らない場所にいた。