。。折れた羽根、虹の架け橋。。
"あげはーーーー、困ってる人が居たら誰がじゃない。一番に、あげはが助けるのよ。

私は、あげはに優しい心を忘れないで欲しいの"ーーーー。


お母さんが、そう言ってた。


「悪いことをした人も、助けなきゃいけないの?
自業自得じゃない?」


あたしはそう思ってた。



だけどーーーー



"悪いことをしたら、生きて償うの。
死んだって、何も変わらないーーーー。

それに、生きて行けば幸せがまた巡って来る。
チャンスを与えてあげるのーーーー"



今なら、あの意味がわかるよ。







「生きて、償って!
あたしもーーーーもう、負けたりしないから。
前に進むからっ」



お母さんが、教えてくれたこと。




「悪かったーーーー。




ーーーー助けてッ」




ほら、助けて欲しい人が、居たら1番にあたしが助けるの。




あたしは、叫んだ!




「助けてください!



お願いしますっ!!!」











心から許せないことも、また、一から始めて行きたい。





グッタリした男を、睨んだ。



「許さないからね!!
死んだら、許さないからね!


……生きて償って……」










ーーーー これがあたしの最大の復讐だ ーーーー




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