。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「しかも、人の女にちょっかいかけてんじゃねーし。あげは、は俺のなんだよ!」


いつから、あたしは龍のモノなの?
まず、どこから突っ込もうか悩む。


グイッーー

肩に組まれた手。
優しくあたしを抱き締める白。


「あげは、は龍のモノじゃないでしょう?
自信過剰。嫌われるよ?
その、俺様ぶり。

俺さあ、あげはにマジだから!」

ん?
マジって何が?

たしかに俺様だよなーー、って少なからず思ってるけど。


「何!?」

龍神が、怒った!?
なんで怒ったの、青筋浮いてますが?

「白ーーっ、龍が怖いよ〜」


怒りやすいし、キレやすいし、優しいと感じない。

「ほら、怖がらせる龍神はダメだね。
いっそ、般若に名前変えたら?
と、言う訳だからはい、これ!」


龍に差し出したのはバイクの鍵だった。


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