。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「なんだよ、これ」

「俺のバイク裏手にあるから、倉庫まで乗ってきてよ!あー優しくしてあげないと、ちゃんと走ってくれないからね!」

バイクの話ですよね?
あたしには、違う話みたいに聞こえる。


空耳かな。

「なんで、俺が。
白のバイクだろうが」

意地でも、乗りたくないらしい龍。
あたしは、龍をチラ見した。

鋭い瞳に、やっぱり無理だと白の背中に隠れた。


「なんでって、あげはが、龍を怖がるからに決まってるじゃん!
じゃあ、よろしく。
行くよツヨシ」

運転席のツヨシさん。

20代ぐらいかな。
「あ、いや、総長は?」

なんだか、焦ってる。
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