。。折れた羽根、虹の架け橋。。
「お兄ちゃんーーーー?
離してっ」



俺はねーーユイ。

ずっと閉じ込めていたんだ。
その"感情"を抑えるのにいつだって必死で兄貴をしてた。



「そんなに知りたいなら教えてやるよ!」




俺は最低だ。



「やだぁ!!
お兄ちゃん、やめて!」





泣いてるユイを抑え付けて、抵抗出来なくさしてユイの大切な"初めて"を奪った。







「………ひどいよ。
お兄ちゃんなんか、嫌いっ。


お兄ちゃんなんか、大っ嫌い!!」





パッと運悪くついた明かりーーーーユイの白い肌に刻まれた赤い痕。


抑え付けた時に出来た、青い痣。


そしてーーーー流した涙。


バタン!!!









君が、飛び出した。

こんな、豪雨の中ーーーー、すぐに、探せばいいのに、すぐに動けなかった。


大丈夫ーーーー
ユイには、彼氏がいるじゃん。


そうだよ、大丈夫ーーーー、なんて本当は大丈夫じゃなかった。



ユイがーーーー橋から身を投げた。。



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