Fake!!(フェイク)~漆黒の魔導師と呪われた乙女の物語~
「エドガー、いつまでそこで伸びてやがるんだ?体力を回復するには充分な時間を与えたつもりだぞ。胸糞悪りぃ戦いもそろそろ終わりだ!決着をつけるぞ!」
「うん!任せて、今度は外さないよ!」
エドガーは涙を拭い、立ち上がるとレオルドの傍らで氷の剣を構えた。
「気高き聖女ロクサーヌよ、我を正しき道に導きたまえ!穢れた怨霊に裁きの光を!」
レオルドの詠唱と共に空気が轟々と渦を巻く。彼の長く美しい金髪が風に巻き上げられ、キラキラと輝く金の軌跡を描いた。
「我、ここに究極の封印魔法を唱える!Last Judgement!」
眩しい白銀の輝きがレオルドとエドガーを包み込んだ。
そのあまりの眩しさにスルトがたじろいだ。
「あっ!」
氷の剣と白銀の甲冑…そしてエドガーが、レオルドの魔法に反応し変化を始めた。やがて光の中に姿を現したエドガーは、翼のついた白銀の甲冑を身に纏い、長い豊かな赤毛を肩に垂らした戦乙女に変わっていた。
そして、彼女の手にはクリスタルの輝きを宿した大剣に成長した氷の剣がしっかりと握られていた。
「やあっっっ!」
エドガーは渾身の力を振り絞り、氷の剣をスルトの心臓めがけて突き出した。
「うん!任せて、今度は外さないよ!」
エドガーは涙を拭い、立ち上がるとレオルドの傍らで氷の剣を構えた。
「気高き聖女ロクサーヌよ、我を正しき道に導きたまえ!穢れた怨霊に裁きの光を!」
レオルドの詠唱と共に空気が轟々と渦を巻く。彼の長く美しい金髪が風に巻き上げられ、キラキラと輝く金の軌跡を描いた。
「我、ここに究極の封印魔法を唱える!Last Judgement!」
眩しい白銀の輝きがレオルドとエドガーを包み込んだ。
そのあまりの眩しさにスルトがたじろいだ。
「あっ!」
氷の剣と白銀の甲冑…そしてエドガーが、レオルドの魔法に反応し変化を始めた。やがて光の中に姿を現したエドガーは、翼のついた白銀の甲冑を身に纏い、長い豊かな赤毛を肩に垂らした戦乙女に変わっていた。
そして、彼女の手にはクリスタルの輝きを宿した大剣に成長した氷の剣がしっかりと握られていた。
「やあっっっ!」
エドガーは渾身の力を振り絞り、氷の剣をスルトの心臓めがけて突き出した。