たくさんの愛情をくれたのは
美月の声が聞こえたけどついていった。

わかってるよ、この子たちが陽翔のこと好きだって。

だからこそ話さなきゃって思った。

体育館裏に来たようやく足を止めた後輩たち。

「どうしたの?」

「あの、単刀直入に聞きますけど、陽翔先輩と付き合ってないんですよね?!」

「付き合ってないよ。けど私にとって大切な人。」

「その中途半端さが陽翔先輩を悲しませてるとか思わないんですか?」

そうだよ。悲しませてる。

でも
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