あふれる笑顔
思い出してみると

洋介達やささ、悠人達先生と一緒に行く事が多くて

二人でゆっくりとしてないな。

家に帰ればずっと二人だから、あまり意識してなかったけど………

若い女の子なら、彼氏と二人でデートがしたいよなぁ。

こんな時にも年の差を感じてしまい、申し訳なく思う。

「…………………重ねて…………ごめん。」

「えっ??」

「同じ年頃の彼氏なら、当たり前にデートしてただろうなと思って。
こういう時に年の差を感じる。」

「なんだぁ!
圭ちゃんでも気にするんだ!!
年の差なんて、1つでもあるって言うよ。
18歳差なんだもん、有って当たり前なのにぃ。
でも今日から8月の圭ちゃんの誕生日までは、17歳差だよ!
1つ縮まったね!!
ということで、1つ分悩みが減ったんだもん
その分楽しまないと!!
今日は何でもつき合ってくれるんでしょう、行こう!!」

そう楽天的に答えて、歩き始める。

俺にコイツは必要だと、本気で思った。

どんな時でも前向きで、泣きながらでも前を向いて歩く。

18……………

いや、17歳差だから守って導くなんて思っていたけど………

そう遠くない将来

咲は必ず隣を歩き、その内前を歩いて手を引いてくれるだろう。

ホントに面白い奴。
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