あふれる笑顔
「咲………………手を出して。」
左手を持ち上げ、薬指に指輪を嵌めた。
「えっ!?
………………………………。」
「恋人も良いけど、奥さんになってくれる?
って言うか、もう嵌めちゃったからね。
結婚しよう。」
「えっ。
あっ……………えっと。」
戸惑う咲は、声すらまともに出ない。
「さっき、ささに報告した。
今からプロポーズするって…………。
さすがのアイツも驚いてたけど………
『これでホントに俺の妹だ!』って喜んでた。
籍は、急がなくても良い。
仕事も………やりたいだけやったら良い。
だけど、いずれは…………俺を支えて欲しい。
咲は、妹で娘みたいだって思ってるみたいだけど………
俺には………大切な女にしか見えてない。
年の差は縮まないけど……
この半年で、心の距離は随分縮まったと思う。
少なくとも俺は…………咲を恋愛対象でしか見てないから。
………………………今回の旅行で…………手は出さない。
結婚を考えてんだ………
ご両親に挨拶するのが、先だからな。
今日ここを選んだのは………
前に咲が言ってた『うさぎ』の話しが心に残っていたからなんだ。
うさぎは………淋しいと死んでしまうって。
でも、ここにいるうさぎは………
相手を見つけ、家族を作って………みんな幸せそうにしているだろう。
咲も俺と家族になって…………幸せになろう。
一人にしない。
『もういい。』って言うほど愛してやるから。」
「圭ちゃん。」
左手を持ち上げ、薬指に指輪を嵌めた。
「えっ!?
………………………………。」
「恋人も良いけど、奥さんになってくれる?
って言うか、もう嵌めちゃったからね。
結婚しよう。」
「えっ。
あっ……………えっと。」
戸惑う咲は、声すらまともに出ない。
「さっき、ささに報告した。
今からプロポーズするって…………。
さすがのアイツも驚いてたけど………
『これでホントに俺の妹だ!』って喜んでた。
籍は、急がなくても良い。
仕事も………やりたいだけやったら良い。
だけど、いずれは…………俺を支えて欲しい。
咲は、妹で娘みたいだって思ってるみたいだけど………
俺には………大切な女にしか見えてない。
年の差は縮まないけど……
この半年で、心の距離は随分縮まったと思う。
少なくとも俺は…………咲を恋愛対象でしか見てないから。
………………………今回の旅行で…………手は出さない。
結婚を考えてんだ………
ご両親に挨拶するのが、先だからな。
今日ここを選んだのは………
前に咲が言ってた『うさぎ』の話しが心に残っていたからなんだ。
うさぎは………淋しいと死んでしまうって。
でも、ここにいるうさぎは………
相手を見つけ、家族を作って………みんな幸せそうにしているだろう。
咲も俺と家族になって…………幸せになろう。
一人にしない。
『もういい。』って言うほど愛してやるから。」
「圭ちゃん。」