あふれる笑顔
ささがこんなに話すなんて…………

何年ぶりだ?

それくらい、ささにとって咲は大切な存在なんだろう。

自分の昔と重ねているのか…………

もしかしたら………………………。

一瞬浮かんだ想像を打ち消した。

そんな事は、今はどうでもいい。

例え想像が現実だとしても…………

俺は咲を手放せないから。

咲は子供。

分かっていたはずなのに…………

自分の側に置きたいと思った時から

無理をさせてたんだろうか?

ささに言われるまで気づかなかった。

自分のエゴばかりを優先させて……………
< 68 / 121 >

この作品をシェア

pagetop