星野くんとの朝時間
それは5分だったり、10分だったりしたけど、お互いの友人が登校するまでのひとときの時間。
天気や授業の話題から、趣味の話まで、星野くんとの雑談は多岐にわたっていた。
ただ幸せで、ただ幸せだった。
ある日ふと、教室の前方のドアの方へ目をやると女の子が教室をのぞいていた。
胸元まである髪を肩の高さでシュシュでひとくくりにしている。
(?)
(誰か探しに来たのかな。まだほとんど誰も来てないけど。他のクラスの子だよね。可愛い子。朝早く来る人って案外いるもんなんだなぁ・・・・・・)
「って、本條さん、きいてる?」
「あ、ごめん、ちょっと考えごとしてた」
「うっわ、地味にキズつくんですけど・・・・・・」
そうして二人で笑いあった。
何で星野くんが話しかけてくれるのかはわからなかったけれど、この宝物みたいな時間を大事にしようと思って過ごしていた。
天気や授業の話題から、趣味の話まで、星野くんとの雑談は多岐にわたっていた。
ただ幸せで、ただ幸せだった。
ある日ふと、教室の前方のドアの方へ目をやると女の子が教室をのぞいていた。
胸元まである髪を肩の高さでシュシュでひとくくりにしている。
(?)
(誰か探しに来たのかな。まだほとんど誰も来てないけど。他のクラスの子だよね。可愛い子。朝早く来る人って案外いるもんなんだなぁ・・・・・・)
「って、本條さん、きいてる?」
「あ、ごめん、ちょっと考えごとしてた」
「うっわ、地味にキズつくんですけど・・・・・・」
そうして二人で笑いあった。
何で星野くんが話しかけてくれるのかはわからなかったけれど、この宝物みたいな時間を大事にしようと思って過ごしていた。