星野くんとの朝時間
(何コレ何コレ、何のごほうびなの。いつまで続くの)
心の中はぐちゃぐちゃでパニック状態だった。
「今日のリーダー、自習だって」
また話題が振られた。この時間はまだ終わらないらしい。
一瞬言われたことを考え、返事をする。
「へっ?何で知ってるの?」
「何ででしょう」
(楽しい)
くすくすと笑い、得意げな顔で言う星野くんを見ながら思った。
あいさつをして、ただ見ているだけだった星野くんとこんな風に話せる日が来るなんて。
「あ、大輝来た。じゃーね、本條さん」
「あっ、はいっ」
星野くんの言った通り、教室の前のドアからは赤茶けた髪の男子が登校してくるのが見えた。
心の中はぐちゃぐちゃでパニック状態だった。
「今日のリーダー、自習だって」
また話題が振られた。この時間はまだ終わらないらしい。
一瞬言われたことを考え、返事をする。
「へっ?何で知ってるの?」
「何ででしょう」
(楽しい)
くすくすと笑い、得意げな顔で言う星野くんを見ながら思った。
あいさつをして、ただ見ているだけだった星野くんとこんな風に話せる日が来るなんて。
「あ、大輝来た。じゃーね、本條さん」
「あっ、はいっ」
星野くんの言った通り、教室の前のドアからは赤茶けた髪の男子が登校してくるのが見えた。