星野くんとの朝時間
2 奇跡の続き
次の日、昨日はいい日だったな、そんな風に思いながら登校した。
いつものように教室の奥を見やり、あいさつをする。
「おはよ、星野くん」
ほおづえをつき、廊下側に顔を向けていた星野くんとはすぐに目が合った。
ドキドキする。
「おはよう、本條さん」
軽くほほえんで、あいさつを返してくれる。
そこでやりとりは終了と思い、がさがさとかばんの中から教科書を取り出し始める。
(んーと、一時間目は何だっけ・・・・・・)
するとがたがたっと星野くんが席を立つ音がした。
「?」
顔を上げると、昨日と同じように星野くんが廊下側へ向かってくるのが目に入った。
手には一冊のノート。
前の席に後ろ向きに座り、目の前にノートを見せてきた。
「ねぇ、古典の予習、確認させて?」
いつものように教室の奥を見やり、あいさつをする。
「おはよ、星野くん」
ほおづえをつき、廊下側に顔を向けていた星野くんとはすぐに目が合った。
ドキドキする。
「おはよう、本條さん」
軽くほほえんで、あいさつを返してくれる。
そこでやりとりは終了と思い、がさがさとかばんの中から教科書を取り出し始める。
(んーと、一時間目は何だっけ・・・・・・)
するとがたがたっと星野くんが席を立つ音がした。
「?」
顔を上げると、昨日と同じように星野くんが廊下側へ向かってくるのが目に入った。
手には一冊のノート。
前の席に後ろ向きに座り、目の前にノートを見せてきた。
「ねぇ、古典の予習、確認させて?」