嫌いです、先輩。
「……ん」



「純恋、大丈夫かっ?」



目が覚めて最初に見えた顔が心配そうな顔をした亮さん。



「…大丈夫です」


「お前、無理したらダメだろ」



「亮さんには関係ないです…」



嬉しいけど認めたくなくて憎まれ口を叩いてしまう。



だって…亮さんが優しいのって珍しくって調子くるう…



「そうだよな…ごめん、俺いっつもお前に意地悪ばっか言ってるもんな…そんな俺が心配する筋合いはないよな…」



珍しく落ち込んだ顔でそう言う亮さん…やっぱ調子くるう…



「純恋ちゃん、亮くんはねあなたのこと1番に心配してたんだよ?もう彼のシフト時間は終わってるのにずっと純恋ちゃんの傍に居たわ」



「店長、余計なこと言わなくていいですから」



そう言って顔を赤らめる亮さん
正直、なんだか可愛いって思ってしまった。



口に出したら叩かれそうだし辞めとくけど…
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