嫌いです、先輩。
「亮くんはね、純恋ちゃんのことが好きなのよ、亮くん不器用だし意地悪ばっかしてるけど」




「いやいや、それは有り得ませんよ」
そう言い亮さんの顔を見るとさっきより顔が赤くなっていた。



え…本気?



「あー、もう本気だよ…お前が好きだ、覚えとけバカっ」



「…そうですか」



そう言うと私は恥ずかしくなって再び寝転んで布団で顔を隠した。



いつも私に意地悪ばっか言うけどほんとは優しいことを知っていた…なんだかんだ私を1番大事に思ってくれているのもわかっていた。それに年が1つしか変わらないのに社員をやっててかっこいいな、凄いなって密かに思ってた。



だからいつのまにか私も亮さんのことを好きになっていた…だけど……



これはもう少し内緒にしておこう…





END
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