今心の底から幸せだって言える。
プロローグ

真夏日

ガタン...ガタン...。



私は高校に向かうため、電車に揺られていた。



まだ6月なのに、とても暑い日だった。



水筒持ってくればよかったな...と心の中で思いながら電車を降りる。



電車から出ると、クラっとするくらい温度差がひどかった。



「あっつい…」



このくらいの距離なら今日はバスは使わなくてもいいかな。



なんか、フラフラしてきた...。



駅から出て、しばらく歩いていると、誰かとぶつかってしまった。



「危ないな…ってお前大丈夫か!?」



急に視界が真っ白になり、私は倒れてしまった。

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