只今、愛の診察中につき。

先生はご満悦


「響ちゃん、おはよう!あれ、寝癖ついてるよ?」


「響ちゃん、ごはん残したの?少しずつ量食べられるようにしていこうね」


「響ちゃん、これからお風呂なの?じゃあ俺も一緒に……」


「…っ、いい加減にしてくださいっ!!」


「響ちゃん?」


「なんなんですか!この間からずーっとわたしのこと構って!しつこいし、それに先生がわたしに興味本意でちょっかい出すからナースさんや他の入院患者さんから睨まれてるんですよ!?わたしっ!」


元々ない肺気量でめいっぱい叫んだから
そのままふらぁと倒れそうになった。

そんな自分を支えてくれたのは
やっぱり目の前にいる先生で。

「あーぁ。無茶して叫ぶから」

「だっ、誰のせいっ、で…っ」
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