只今、愛の診察中につき。
要さんに逢いたい。
でも、恋しいからなのかは、自分でもわからなかった。
だって、逢って聞きたいことが沢山ある。
でももう、連絡する手段がない。
馨さんにお願いすれば連絡取ってくれるんだろうけど…、なんか知らないけど変なプライドが邪魔をする。
要さんの事ばかり考えて、要さんの笑顔ばかり思い出して、その温もりを覚えている自身の身体を片手でぎゅぅと抱き締めると途端に溢れ出す涙。涙。涙。
なんで…
なんでわたしはいつもこんななんだろう。
優柔不断で叶からの好意にほだされて要さんのことまだ好きだったくせに叶と身体を重ねて…
事故ったのだってそんなわたしへの罰だと思うのに要さんのお姉さんである馨さんにお世話になっている現状…。
こんな図々しい女が他にいるだろうか。
ほとほと自分が嫌になる。
気付けば顔を突っ伏していた枕がぐっしょり濡れていた。
…最低。
気持ちが爆発しそうになった。
その時、