只今、愛の診察中につき。
「……どうして、わたしなんかを好きなんですか」
「好きだから」
「答えになっていませんっ!」
「ほら、ごはん冷めちゃうよ?」
「……」
釈然としないけど、折角の美味しいごはんが覚めてしまうのは勿体無いと昨晩の夕飯の時のような勢いでたいらげた。
…先生のごはん。悔しいほど美味しい。
ソファに移動して置いてあるクッションをボフボフ殴っていると、
「プッ。なにしてんの?」
ほら、朝の薬飲んで。
って、先生が薬と白湯が入ったコップを持ってきてくれた。
「……」
膨れっ面のままそれを受け取ると一気に喉に流し込んだ。