只今、愛の診察中につき。
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翌朝。
「響、橘叶に会いたい?」
「叶に?」
響とベッドでゆっくりしながらそう話を切り出した。
響は少し考えて
「会いたい…かな、」
遠慮がちにポソリとこぼした。
その言葉に激しい嫉妬を覚えるもグッと我慢。
なんで会いたいか理由聞くまで我慢。
「…なんで……っ」
嫉妬に狂った僕の口は上手く言葉を紡いでくれない。
けど、そんな僕に響はーー、
「あ、違うよっ!そういうのじゃなくてっ。要さんのことちゃんと紹介したいんだっ」
えへへ。と、照れ臭そうに笑う彼女が可愛い過ぎる。
「響。もう3回抱いてもいい?」
「っ!!なんでよっ!?やだよっ!」
…体力の限界だからって理由での拒否なの解るのに、キッパリ『やだよ』って言われるのって、なんかへこむ……。
そんな僕になんか気付きもしない響は、
「要さんのこと紹介して。いま凄く幸せだって伝えて。あ、あと、入院してた時、お見舞い来てくれてありがとうって…」
「あれは、ただ響を抱き締めたくて見舞っただけにも思える」
「…!見てたの!?」
途端に、恥ずかしいと赤くなった顔を僕の胸に押し当ててきた。