sweet story
Last Time
いつもとはちがう朝だった。

遅刻していた。


最後の学校なのに・・

急いでしたくをすると学校に飛び出した。


昼休みに着いた。

秋山を誘って屋上に行く。

[社長出勤とは珍しいな。。]

[俺明日から違う学校に転校するわ。]

秋山は喉にパンを詰まらせていた。
自分で背中をたたき、飲み物を飲んだ。

僕は馬鹿だなーと思いながら、あははっと笑っていた。



[まじかよ。]

[お前だけには言っとこうと思って・・
 堂山のこと頼むな。。]

[頼むなって、堂山しってんのかよ?]

[いや、言ってない。手紙を書こうと思ってる。]


二人の間に風が流れていった。

秋山は涼しそうな顔で言った。



[いって去るのと、いわないで去るのはどっちが酷なんだろうな?]





[さあな・・・]


その言葉に妙に考えさせられたが、考えは変わらなかった。



放課後、

[百合~これ俺からのラブレター]

[なんで?]

[暇だったから書いてみたんだ。どう?うれしい?]

[気持ち悪い。]

[そっか、そっか(笑)]
[帰って呼んでくんない?]

[今読みたい。。]

[お願いするからさ。。]

[分かったわよ。。
 変なの。]



刻み付ける。百合との会話、百合の動作、姿、全てを。。。


[百合好きな人いないの?]

[いるよ。]

初耳だった、興味ないかとばかりに思っていたから。

[だれだれ~?]

[誰でもいいだろ!そういうケースケはだれがすきなのさ?]



[百合かも]




いちゃった。。
暴走しちゃった。。


百合の顔がどんどん赤くなっているのが分かった。

そんなゆりと面と向かっていることが出来なくなった。


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