sweet story
みんながよろしくね〜といっている中で、
一人だけ不思議な人がいた。

普通転校生がきたら、珍しがるだろう?

何でだ?

外を向いている。あからさまに、早く終われといいたそうな感じだった。


[久保はあそこの席についてくれ。]

さされたのは、その女の子の左の席だ。
なぜかやった!という気持ちになった。

[分からんことがあったら学級委員に聞いてくれ。]

そそくさとHRを終えて、担任の中島?は職員室に去っていった。

適当な人だな・・

そう思うのもつかの間、質問地獄だ。

普段どうりに戻ると、僕の中の悪魔が顔を出す。

どこから来たの〜
誕生日は?
彼女いないの?
好きなものは?
   ・
   ・
   ・
そんなもん聞いたって、すぐにお別れだよ(笑)

と思いながらも、表面は明るくいいやつを演じる。。




『はぁーーっ』




右からため息が聞こえた。


みんなには聞こえていないのだろうか?
きのせい?

ばっと右を向くと彼女は下を向いて本を読んでいた。

はて?と思った。

授業が始まり、質問地獄から解放された。
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