愛を知らない私を愛して
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旅行もあっという間に過ぎ最終日。
私と渚くんはなにやらいつもよりピチピチとしている藤井サブと依智兄の目の前に立たされていた。
……なにこの初々しい2人……
……もしや……
「依茉……私と依智くん、付き合うことになったから」
「えっ」
……やっぱり……!!
「お、おめでとうございます! えと……依智兄も!」
「ありがとう、依茉」
照れっとする依智兄は本当に嬉しそう。