愛を知らない私を愛して








会いたいな、渚くん……





もう1ヶ月は会ってないよ……




不安な気持ちをかき消してほしい……





「……渚は渡さない」





そう思いながら改札を入り、エスカレーターを降りていると後ろからなにか声がした。





「……え?」




今、渚って言った……?




振り向こうとした瞬間、ドンっと背中を押され私はエスカレーターから足を踏み外す。










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