愛を知らない私を愛して








「同窓会? 高校の?」





「そうみたいです、でも行く気力無いんで断ります」




「行きなよ!」




私がスマホに断りの連絡の文字を打とうとすると藤井サブはそれを止めた。




「……え」




「依茉、ちょっとは遊んできた方がいいって! あの日から私と依智くん以外誰とも会ってないじゃない!」




「……そうですけど、本当に行く気が……」








< 273 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop