愛を知らない私を愛して
「いいのよ! 今までありがとうね。そしてこれからはブランドのために頑張って!」
「ありがとうございます」
ガッツポーズをする店長に私はウルッときた。
「じゃ、櫻井くん! 話はこれだけだから。またなにかあれば連絡するよ」
「はい! かしこまりました! 失礼します」
私はペコッとお辞儀をして会議室を出た。
……な、なんか現実味がない感じになってきたけど……
全部現実なんだ。
新しい世界で頑張ってみよう……!