愛を知らない私を愛して
「もう依茉と一緒に働けないなんて……」
「……本当に藤井サブにはお世話になりました」
私はペコッとお辞儀をした。
「やめてよそういうこと言うの……余計寂しくなるじゃん……」
藤井サブは少し目をウルッとさせる。
「でも会社自体はやめないので! ブランドの専属モデルになるみたいなのでポスターとかカタログとかに載れれば見てくださいね」
「見る!! ていうかめっちゃ店舗に飾る!!」
「あはは、お願いします」