愛を知らない私を愛して








「ほら、お前たちも挨拶」





「はい、福田快惺です。よろしくお願いします」




「よろしく」




軽く握手をする快と渚くん。




……どうしよう。




でも仕事だから何事もなくしないと……




「……櫻井依茉です。よろしくお願いします」




「……はじめまして。よろしくね」




そう言って私も渚くんと握手する。




懐かしいその手に触れただけで泣きそうになった。








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