アンバランスな関係
お弁当
「スーちゃん
明日はマコ姉と違うのにしてね」
ぎこちない笑顔で
光ちゃんが言った
光ちゃんの家の居間で
ソファに隣同士に座っている
テレビをつけているけど
二人ともテレビを見ているわけじゃなかった
「ごめん
今日、こんなことになるとは思わなかったから
お姉ちゃんがお弁当を食べるときに
光ちゃんの顔を思い浮かべてくれたら
愛が芽生えると思って」
「僕もこんなことになるとは思わなかった
ただ兄貴が
何があっても気にするなって言ったのが
気になって」
「瑛ちゃんは知ってたよ
久我山を丸めこんだんだって」
「だからマコ姉が来てたんだ」
昨日の夜の出来事を思い出したのか
光ちゃんが寂しく微笑んだ
「兄貴のために言っておくけど
マコ姉と兄貴の間に
何もないよ
マコ姉は期待してたかもしれないけど
兄貴、ソファで寝てた」
「瑛ちゃんが?
性欲を我慢できるとは思えないけど…」
私が笑うと
光ちゃんがつられて笑う
でも目は寂しそう
明日はマコ姉と違うのにしてね」
ぎこちない笑顔で
光ちゃんが言った
光ちゃんの家の居間で
ソファに隣同士に座っている
テレビをつけているけど
二人ともテレビを見ているわけじゃなかった
「ごめん
今日、こんなことになるとは思わなかったから
お姉ちゃんがお弁当を食べるときに
光ちゃんの顔を思い浮かべてくれたら
愛が芽生えると思って」
「僕もこんなことになるとは思わなかった
ただ兄貴が
何があっても気にするなって言ったのが
気になって」
「瑛ちゃんは知ってたよ
久我山を丸めこんだんだって」
「だからマコ姉が来てたんだ」
昨日の夜の出来事を思い出したのか
光ちゃんが寂しく微笑んだ
「兄貴のために言っておくけど
マコ姉と兄貴の間に
何もないよ
マコ姉は期待してたかもしれないけど
兄貴、ソファで寝てた」
「瑛ちゃんが?
性欲を我慢できるとは思えないけど…」
私が笑うと
光ちゃんがつられて笑う
でも目は寂しそう