アンバランスな関係
「瑛ちゃん
五月蠅いよ!」
ドンドンと叩く音に耐えかねて
私が折れた
窓の鍵を開けると
瑛ちゃんが笑顔で私の部屋に入った
私の横を通り過ぎる
瑛ちゃんの体から
石鹸の香りがした
スーツで石鹸の匂いがするなんて
どこかのホテルに行っていた
って証拠だよね?
今日は誰と過ごしたのだろう
久我山にお礼って感じだろうか?
それとも
お姉ちゃんを慰めたとか?
どっちでもいいけど
誰かを抱いた後に
会いに来ないでほしい
私を好きだというなら
配慮もしてほしいものだけど
「スミレって
癒し効果抜群!」
遠慮もせずに
瑛ちゃんはスーツの上着を脱ぎ捨てると
ベッドにごろりと横になった
「寝る場所
間違っているよ
瑛ちゃんの部屋はあっちでしょ?
それともお姉ちゃんなら…」
「スミレさ
俺を抱いてよ」
え?
どうしたの?
『好きだ』とか『愛してる』とか
言うけど
『抱いて』って初めてだ
五月蠅いよ!」
ドンドンと叩く音に耐えかねて
私が折れた
窓の鍵を開けると
瑛ちゃんが笑顔で私の部屋に入った
私の横を通り過ぎる
瑛ちゃんの体から
石鹸の香りがした
スーツで石鹸の匂いがするなんて
どこかのホテルに行っていた
って証拠だよね?
今日は誰と過ごしたのだろう
久我山にお礼って感じだろうか?
それとも
お姉ちゃんを慰めたとか?
どっちでもいいけど
誰かを抱いた後に
会いに来ないでほしい
私を好きだというなら
配慮もしてほしいものだけど
「スミレって
癒し効果抜群!」
遠慮もせずに
瑛ちゃんはスーツの上着を脱ぎ捨てると
ベッドにごろりと横になった
「寝る場所
間違っているよ
瑛ちゃんの部屋はあっちでしょ?
それともお姉ちゃんなら…」
「スミレさ
俺を抱いてよ」
え?
どうしたの?
『好きだ』とか『愛してる』とか
言うけど
『抱いて』って初めてだ