アンバランスな関係
「橘すみれさん
ちょっといい?」
腕を組んでいる久美先輩と
その友人たちが廊下で立ちはだかっていた
「すみれ、どうしよう!」
順子が腕を引っ張った
「私一人で行くよ
もし誰かに助けを求めてくれるなら
生徒会長がいいな~」
冗談交じりに言いながら
私は
久美先輩に連れられて
中庭に行った
校舎の陰に隠れた
薄暗い場所に立たされると
数人の先輩の目つきがかわった
「昨日、小泉先生のところに行ったでしょ?」
「具合が悪かったから
保健室に行くのが
普通の流れかと?」
「何を話したの?」
「具合が悪いから
薬をくださいって」
「それだけ?」
「他に話した方が良かったですか?」
久美先輩の顔が歪んだ
「ファンクラブの話は聞きましたけど
保健室に行った人を呼び出すのはどうかと
思いますよ
先輩として
ちょっと恥ずかしい行為かな?って」
女の嫉妬って
嫌い
私も女だけど
ネチネチした感情をぶつけるのは
格好悪いよ
好きなら堂々としているべきだよ
ちょっといい?」
腕を組んでいる久美先輩と
その友人たちが廊下で立ちはだかっていた
「すみれ、どうしよう!」
順子が腕を引っ張った
「私一人で行くよ
もし誰かに助けを求めてくれるなら
生徒会長がいいな~」
冗談交じりに言いながら
私は
久美先輩に連れられて
中庭に行った
校舎の陰に隠れた
薄暗い場所に立たされると
数人の先輩の目つきがかわった
「昨日、小泉先生のところに行ったでしょ?」
「具合が悪かったから
保健室に行くのが
普通の流れかと?」
「何を話したの?」
「具合が悪いから
薬をくださいって」
「それだけ?」
「他に話した方が良かったですか?」
久美先輩の顔が歪んだ
「ファンクラブの話は聞きましたけど
保健室に行った人を呼び出すのはどうかと
思いますよ
先輩として
ちょっと恥ずかしい行為かな?って」
女の嫉妬って
嫌い
私も女だけど
ネチネチした感情をぶつけるのは
格好悪いよ
好きなら堂々としているべきだよ